復興天守

天守がかつて存在し、元の場所に構造問わず再建された天守のうち、規模や意匠に推定の部分があるものをいう。また、規模・意匠を再建時に改変してしまったものも含まれる。

大阪城

戦国時代に上町台地の先端、摂津国東成郡生玉荘大坂に築かれた日本の城。現在の天守は1931年に復興された。

岸和田城

大阪府岸和田市岸城町にあった日本の城である。別名千亀利城(ちきりじょう)。江戸時代には岸和田藩の藩庁が置かれた。

岐阜城

稲葉山(現・岐阜県岐阜市の金華山))にあった城(山城跡)。もとは稲葉山城と言い、鎌倉時代以来の歴史がある。織田信長が1567年に奪取し、本拠地を小牧山から当城へと移し、新たに造営したものが岐阜城である。


岡崎城

三河国岡崎藩(現在の愛知県岡崎市康生町)にあった日本の城。徳川家康の生地である。別名、龍城。

小倉城

福岡県北九州市小倉北区にある日本の城である。勝山城、勝野城、指月城、湧金城、鯉ノ城などの別名がある。

小田原城

神奈川県小田原市にあった、戦国時代から江戸時代にかけての城。北条氏の本拠地として有名である。

岩国城

山口県岩国市横山に存在した日本の城。 現在、御土居跡は、吉香公園として整備され、横山山頂には再建天守がある。

島原城

長崎県島原市城内にあった日本の城。別名は「森岳城」や「高来城」。現在は本丸に天守・櫓・長塀が復興されている。


越前大野城

福井県大野市(旧越前国)にあった日本の城である。明治までは大野藩の藩庁が置かれた。現在の天守は昭和に建てられたものである。

高島城

信濃国諏訪郡高島(現・長野県諏訪市高島)にあった日本の城。諏訪の浮城や島崎城、諏訪高島城とも呼ばれる。

忍城

武蔵国埼玉郡忍(現在の埼玉県行田市)に存在した日本の城である。豊臣方の水攻めに耐えた逸話から浮き城又は亀城と称された。

高田城

現在の新潟県上越市本城(もとしろ)町にあった日本の城である。「鮫ヶ城」の別名が市民によく膾炙している。

福山城

広島県福山市丸之内1丁目にあった城。久松城、葦陽城とも呼ばれる。日本における近世城郭円熟期の代表的な遺構である。